グローバル化が叫ばれて久しい昨今。日本の街中を歩いていて外国人の方を見かけることも珍しい光景では無くなりました。教育現場でも英語能力の育成は必須事項となっており、小学校の段階から授業に英語を導入する学校もあるくらいです。そんな状況下で「英語は転職に有利か?」と問われれば、もちろん答えはYESです。
現在、各企業は国内市場のみならず、海外の市場に積極的に進出しています。収縮しつつある日本の市場のみならず、成長を続ける海外の市場に手を伸ばすのはもはや当然の戦略となっています。そうなれば、当然社員にも英語能力が求められます。海外の企業と交渉する際に、英語が話せないなんてことがあれば、もう論外と言わざるを得ません。楽天が社内の公用語を英語に決定したというニュースが流れたのも数年前のこと。今では楽天以外にも英語を公用語に用いる企業も徐々に増えてきています。
特に、金融やメディカル、エンジニアなどの分野で英語が重要視される傾向があります。総じて海外企業とのコミュニケーションが重要な分野です。これらの分野を志望する方は英語を使いこなせるレベルでなければなりません。仮に、現在は英語を必要としていない分野でも、将来的には必須の能力となる可能性もあります。例えば、飲食やアパレルなどの仕事をしている方は、一見英語を話せなくても問題ないような気もしますが、年々外国人観光客が増加している状況、そして2020年に東京オリンピックが開催されることを踏まえると、英語で接客できる人材は重宝されること間違いなしです。
少し前までは、英語の重要性ばかり語られていましたが、現在では英語だけでは足りなくなってきています。そうです。中国語も重要なのです。GDPで日本を抜き去った中国の経済発展は目覚ましく、中国はビジネスパートナーとして欠かすことの出来ない存在となりました。また、中国人観光客の増加も著しく、「爆買い」という言葉も定着しています。秋葉原や新宿などの家電量販店で、日本語表記の看板に、英語・中国語が併記されているのを見たことがある方も多いことでしょう。第二外国語としての中国語の重要性は、日々増しているのです。
転職の際に外国語能力をアピールするために、各種のテストを受けましょう。英語であればTOEICの点数、中国語であればHSKの資格が有効でしょう。特にHSKに関してはまだ認知度は高くなく、穴場と言えそうです。
みなさんも是非外国語能力を活かして転職を成功させてください。